1.圧縮陳列−エンド編−

1-4-1.POP(コメント)

販売の第一歩はセールスポイントを理解してもらうことなので、セールスポイントが明確に伝わるようにPOPのコメントを入れます。

この商品を一言で言うと何なのか、他の商品と何が違うのか、と言うことがセールスポイントとなります。
<備考>
・セールスポイントを特に強く訴える方法として、他のコメントに比べ少し目立つようにすると効果的です。

例えば、コメントのうち、セールスポイントである「潤いに強い」は漫画のような吹き出しに入れ、その他の 「うるおい成分モイスチャーミルクと保湿成分アミノモイスチャー配合」という説明は普通に書くようにすると効果的です。

・数量限定、期間限定の商品は、販売促進につながるため必ずその旨をPOPのコメントに入れます。

1-4-2.POP(売価)

激安感が伝わるように売価がPOP全体の7割を占めるようにします。
<備考>
・たとえ「激安」でなくても、自信を持って売価を大きく書けば「激安」に見えるものです。大事なのは「激安」であることではなく、 「激安」に感じさせること―激安感―です。

・ただし、高額商品の場合は、必ずしも売価を大きく書く必要はなく、代わりに高額な理由を必ず表示すると良いです。

1-4-3.POP(デザイン)

激安感を強くアピールできるため、原則として黄色地の紙に赤色で売価を記入します。
<備考>
・黄色地に赤色の文字という以外の組み合わせでも構わないが、激安感が出ないため、白地は使わないようにします。

・ただし、全ての商品に目立つ色を使うと、ボケてしまい逆効果になるのでメリハリをつけるようにします。

1-4-4.POP(大きさ)

大きくて堂々としたものの方がアピールがあり、販売につながるため、陳列フェイスに合わせて長さと幅を決めます。

2フェイス陳列しているならば、2フェイス分の幅のPOPにし、山積み陳列ならば山積みの「太さ」と「高さ」にあった大型のPOP をつけます。

1-4-5.POP(割引率・OFF率)

圧縮陳列を単なる「面白い陳列」で終わらせるのではなく、「勝てる陳列・売れる陳列」にするため、 競合他社の価格(マツキヨなど)に対して割引率を記入します。
<備考>
・競合他社の方が値段が安い場合は、メーカー希望小売価格など他のものと比べるようにします(本来そういう商品は仕入れてはならない)。

・メーカー希望小売価格、競合他社の価格が不明な場合は、 「新宿店に比べて○%OFF」「先月に比べて○%OFF」というように自社内で比べるようにします。

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